「家庭教師の選び方」完全ガイド!雇用形態や種類を分かりやすく解説

ここでは、どんな家庭教師を選べばお子さんの成績が上がるのか分からないという方のために、「家庭教師の選び方」完全ガイドをお届けします。成績アップのために一番大切なのは、もちろんお子さん本人の頑張りですが……、「誰に教えてもらうか」という点も決して軽視することはできません。本人にやる気があって自発的な努力ができていれば先生の差はそれほど大きな問題ではありません。また反対に、本人が怠けていてはどれだけ優秀な先生に教えてもらっていても成績は上がりません。

しかし、多くの生徒さんは「誰に教えてもらうか」によって学習の効果に差が生まれるというのが現実です。とくに一人の先生がマンツーマン指導する家庭教師では、先生の差が成績に大きく反映されます。そこで今回は、家庭教師の種類や雇用形態、良い家庭教師と悪い家庭教師の特徴などを詳しく解説していきたいと思います。指導力があってモチベーション管理にも長けている優れた先生を選ぶためにも、ぜひこの「家庭教師の選び方」完全ガイドを参考にしてください。

家庭教師のタイプ

実は、一口に「家庭教師」といっても、様々なタイプが存在します。良い先生と悪い先生を見分けるポイントをお教えする前に、まずは先生の種類と雇用形態の2つの観点から家庭教師の違いを確認しておきましょう。

家庭教師の種類

まずは家庭教師を務める先生の違いからチェックしましょう。先生は大きく「学生のアルバイト」と「プロの家庭教師」に分けられます。

①学生アルバイト

大学生や大学院生など現役の学生がアルバイトとして先生を務めているタイプの家庭教師です。大学生がアルバイトで行っている分、家庭教師を専門としているプロに比べると指導力や経験の部分で劣る傾向があります。しかし、学生アルバイトならではのメリットもたくさんあります。

 まず、アルバイトというだけあって、プロよりも指導料は安く済みます。決して安くない家庭教師を雇う以上、少しでも費用を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。

 また、お子さんとの年齢が近いというのも学生アルバイトのメリットのひとつです。年齢が近い分、共通する話題も多く親近感を持ちやすいので授業が円滑に進行します。お子さんが高校生の場合は、進路の相談を現役大学生にできるのも意外と大きな利点ですよ。

 それ以外には、現役東大生・京大生など高学歴で優秀な先生を選ぶこともできるという魅力もあります。反対にそれほど偏差値の高くない大学の学生アルバイトの場合は、学力面で不安があったり、指導できる教科が限られていたりということも考えられます。 ただし、スポーツの世界でも名選手が優れた指導者になるとは限らないのと同様、受験生時代の学力と家庭教師としての指導力は必ずしも比例しません。

②プロ家庭教師

こちらは社会人が本職として指導を行うプロの家庭教師です。学生アルバイトの先生よりも指導料は高額になってしまいますが、指導力や指導経験、合格実績では勝ります。

 とく大きな違いは経験の差にあります。経験豊富な先生なら、お子さんと似たようなケースの指導経験や同じ志望校の合格実績を持っている場合も少なくありません。お子さんが目指している学校に合格させた経験がある先生に教えてもらえるというのは非常に頼もしいですよね。

 また、学生と違い年齢も高く社会人としての経験もあるので、ビジネスマナーなどもきちんとしているのも魅力のひとつです。学生アルバイトではアルバイトという立場への甘えが出てしまう先生も少なからず存在しますが、プロ家庭教師はプロとしての自負があるのでより指導への強い責任感を持っています。

家庭教師の雇用形態

誰が先生か、という違い以外にも、どうやって雇っているか、にも違いがあります。雇用形態は、主に「個人契約」と「派遣サービス」の2種類。では、それぞれ詳しくみていきましょう。

①個人契約

「個人契約」は、ご家庭と家庭教師の先生が直接雇用契約を結ぶ形になります。個人契約の場合は先生と直接交渉して、指導料や交通費だけを支払います。先生を紹介してくれる仲介会社にマージンを支払う必要がない分、指導料を抑えることができます。ただし間に入ってくれる仲介会社がいない分、様々なトラブルが起こるリスクは抱えています。指導を依頼する最初の段階で、指導期間や指導方法、指導料などの部分をしっかり確認して契約書を作成することが大切になります。また、教えてくれる先生も自分で探す必要があります。親戚や友人からの紹介、出身校のネットワークやインターネットを使って見つけるのが主な方法となります。

登録料だけ払って家庭教師を見つけるサービスも存在します。契約や先生探しの手間がある分指導料は抑えられますが、始めて家庭教師を利用する不慣れな方にはあまりオススメできません。親戚や友人などから信頼できる相手を紹介されたなどではない限り仲介会社を利用する方が無難です。

②派遣サービス

家庭教師派遣サービスを行っている仲介会社から、家庭教師を派遣してもらうというタイプです。

サービスに登録すれば、サービス側が家庭教師を選んでくれますし、契約の取り決めなども代わりにしてくれます。

こうした手間がかからない分、個人契約よりも費用は多少高額になってしまいます。

ただし、指導期間や指導方法などのトラブルも起こりにくいですし、無料面談や体験授業が可能と様々なメリットもあります。

先生の質に関しても、派遣サービス側の基準をクリアしている先生しかいないので指導力はある程度保証されています。

ただ、不必要な教材を買わされるという大手派遣サービスならではのトラブルも存在するようです。

サービス側のカリキュラムでの指導なのか、家庭教師に指導方法一任されているのか、それとも家庭側である程度指導方法を指定できるのか、という点は各社異なります。事前に調べておきましょう。

家庭教師派遣サービス選びのポイントは?

個人契約は、良い先生を探すのが難しく、契約の手間やトラブルのリスクもあります。そのため初めて家庭教師を利用する方の多くには、家庭教師の派遣サービスの利用を推奨します。そこでここでは派遣サービス選びの際に着目すべき3つのポイントについて解説します。

①料金体系をチェック

まずは料金体系を確認しましょう。確認するのは主に2点です。

一つ目は、指導料以外にどんな費用が必要なのかという点。派遣サービスによって、入会金や先生への交通費、退会費用、システム利用手数料など様々な費用がかかります。指導料だけ見ると安くても、それ以外の様々な費用がかかって結局割高になるというパターンもよくあるので注意してください。

二つ目は、独自のカリキュラムや教材の高額の利用料が発生しないかという点。派遣サービス独自のカリキュラムや教材を利用することが前提となっており、指導料五回にそれらのお金が発生する場合は注意が必要です。納得して支払うなら問題ありませんが、サービスによってはシステムが分かりにくく利用し始めてから高額の教材費に気づくということもしばしばあります。

②オプションをチェック

家庭教師による指導以外にどのようなサービスがあるのかも確認しておきましょう。主なものだと、

・無料面談

・先生の変更オプション

・追加授業

・オンライン授業

などがあります。中には、長期的な学習戦略の立案なども行ってくれるサービスも存在します。また、家庭教師の先生とのマッチングのシステムも確認しておきましょう。性格や指導経験など家庭側がどの程度指導できるのかは重要なポイントです。

③サービスの特徴・特色

サービス独自の特徴や特色もチェックしておきましょう。例えば、派遣される学生教師の所属大学が限定されている高学歴教師を売りにしたサービスなどがあります。中には東大生限定や医学部限定などのサービスもあるので、お子さんの志望校に合わせて活用しましょう。

「良い家庭教師」の4つの特徴

ここからは先生一人ひとりの良し悪しの見分け方について解説していきます。まずは、「良い家庭教師」の4つの特徴を確認しましょう。

①分かりやすい指導

まずは何といっても指導力です。勉強を教えるスキルがあるかどうかは、家庭教師の評価をする上で最も重要な要素になります。反面、指導力の有無はお子さんの主観に頼る部分が大きく判断が難しいものでもあります。指導力を評価する際には、お子さんの主観だけに頼るのではなく、次のようなポイントに着目するようにしましょう。

・模試や定期テストの目標を達成できているか

・目的やお子さんの個性に合った学習計画を立てているか

・計画にそって授業が進んでいるか

②マナーや常識がある

家庭教師の先生として以前に、一人の人間として必要なマナーや常識があるかどうかも大切なポイントです。いくら指導力が高かったり、高学歴だったりしても、人としてダメな部分がある先生には指導をお願いしたくないですよね指導の開始と終了の時間をきちんと守ってくれるか、言葉遣いが丁寧か、家庭教師としての責任感を持っているかなども忘れずにチェックしましょう。

③「なぜ分からない・できないのか」を生徒の立場で共感して考えてくれる

生徒が内容を理解できないときに頭ごなしに叱ったり、ただ繰り返し説明したりするだけの先生は、あまり「良い家庭教師」とは呼べません。理解できない理由、間違えてしまった理由をきちんと把握して、生徒の立場に寄り添って指導してくれる先生が「良い家庭教師」なのです。お子さんの「分からない」に上手に共感してくれる先生を選ぶようにしましょう。

④生徒に甘えない精神的成熟

優しすぎず、厳しすぎず、バランスのとれた先生が「良い家庭教師」です。優れた先生は、モチベーションが低下した時期や落ち込んでいるときは優しくフォローしてくれます。また、生徒が怠けてしまっているときにはあえて憎まれ役を買って出て厳しい言葉も投げかけてくれます。

「イマイチな家庭教師」の4つの特徴

反対にあまり指導をお願いしたくない「イマイチな家庭教師」の特徴もチェックしていきましょう。

①指導力がない

まずは、単純に指導力に欠けている先生です。家庭教師に指導料を支払っているのは、お子さんの成績を上げるため。お子さんがきちんと真面目に勉強しているのに一向に成績が上がらない場合は、先生の指導スキルを疑ってみる必要があります。面談時にきちんと学習計画を立ててくれるかどうかや体験授業の進め方に着目すれば、事前に先生の指導力をある程度チェックすることも可能です。また、その日の授業の構成を考えてこない先生や「課題を出してほしい」などの要望に応えてくれない先生も「イマイチな家庭教師」に当てはまります。

②マナーや常識が欠けている

・遅刻が多い

・授業を延長する

・連絡が遅い

・身だしなみや言葉遣いがしっかりしてない

・責任感が見受けられない

などの特徴に当てはまる先生は、マナーや社会常識が欠けている「イマイチな家庭教師」です。成績が伸びないどころか、お子さんに悪影響を及ぼすことさえ考えられます。

③自分のやり方を押し付ける

指導力や指導経験があっても「イマイチな家庭教師」というのは存在します。それは、自分がこれまでにやってきたスタイルを押し付けてくるタイプの先生です。その先生の指導スタイルが合っているお子さんにとっては素晴らしい先生なのかもしれませんが、こちらの事情や希望を無視されては困りますよね。志望校や重点的に対策した教科、目標、お子さんの忙しさなどをくみ取って、柔軟な指導ができる先生を選ぶようにしましょう。

④指導がうまくいかないことを生徒のせいにする

成績が上がらないときにお子さんのせいにするような方も「良い家庭教師」とは言えません。もちろん成績が上がるかどうかは最終的にはお子さん本人の頑張り次第です。しかし、自分の指導を反省せずにすぐにお子さんのせいにするような先生はイマイチだと言わざるを得ないですね。生徒の能力を最大限引き出す工夫ができる先生を選ぶように心掛けましょう。

「良い家庭教師会社」の3つの特徴

家庭教師を務める先生本人の資質だけでなく、利用する派遣サービスや仲介会社の質によっても学習の効果は差が出ます。ここでは「良い家庭教師会社」の特徴を紹介するので、会社選びに役立ててください。

①塾長や社長も先生である

その家庭教師会社の塾長や社長など上の立場の人が現役で生徒を教えている会社は「良い家庭教師会社」だといえます。上の立場の人が現場を知っているということは、その会社の家庭教師への教育が行き届いている可能性が高いですし、何か合った時に相談する相手としても頼りがいがあります。現役で教えていないにしても、面談などは行っていたり、過去の指導経験は豊富だったりすると良いですね。

②単なる仲介業ではなくプライベートな塾型でやっているのか

ただ単に家庭と家庭教師の先生とのマッチングだけに終始せず、それ以外にも手厚いサポートを行ってくれる家庭教師会社の方が望ましいです。指導方針を先生任せにせずに監修・管理している会社は安心感がありますよね。中には、実際に指導する先生とは別に学習戦略を立ててくれる人がいる「塾型家庭教師」というサービスも存在します。多少費用はかかっても指導体制がしっかりしているところが良いという方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

③「時間数」以外の先生の責任範囲の明示

家庭教師を利用する方のお声でよくあるのが、「どこまでお願いできるか分からない」というものです。家庭教師の先生が、どこまでやってくれて、何はやってくれないのかがハッキリしている会社は信頼できる良い会社だと言えるでしょう。具体的には、指導時間数に加えて、

・質問対応してくれるか

・目的に合わせた指導計画を一緒に考えてくれるか

・普段指導してもらっている教科以外でも教えてくれるか

といった観点があります。

「イマイチな家庭教師会社」の3つの特徴

反対にあまり利用をおすすめできない「イマイチな家庭教師会社」の特徴もお教えします。

①塾長や社長が現場を知らない

家庭教師会社の塾用や社長に家庭教師としての経験がなく、現場を知らない会社は少し不安を感じます。家庭教師の指導現場を知らない上役では、家庭教師の先生側も助言を求める相手がいませんし、家庭側としてもあまり相談したくないですよね。家庭教師としてのスキルや経験がある上役のいる家庭教師会社を選ぶようにしましょう。

②サービスが手薄

家庭教師会社の中には、家庭に先生を紹介して契約を結んだあとは基本的にノータッチという方針のものも少なくありません。成績がちゃんと伸びて家庭教師の先生との関係が順調なときにはそれでもいいかもしれません。しかし、何かしらのトラブルが発生したり、成績が伸び悩んだりしているときに何もしてくれない会社ではお金を支払っている意味がないのではないでしょうか。

③先生の責任範囲が不明確

先生がどこまで教えてくれるのか、どんなことまでしてくれるのか、を不透明にしている家庭教師会社もイマイチな会社だと言えます。家庭と先生の間でのトラブルの元にもなりかねません。

家庭教師を選ぶ基準は?

ここまで解説してきたことを踏まえた上で、実際に家庭教師と家庭教師会社を選ぶ際に基準とするべき2つのポイントをご紹介します。

無料面談制度

家庭教師を選ぶときに最も重要なのが「無料面談」です。

多くの家庭教師会社で最初の面談は無料となっています。この無料面談の段階で、先生の人柄や常識、指導方針などをチェックするようにしましょう。実際に会って話をすることで得られる印象も家庭教師選びの大切なポイントです。また、無料面談では体験授業がセットになっていることが多いようです。この体験授業で先生の指導力やお子さんとの相性も確認しましょう。お子さん自身が抱いた先生への印象も重要な判断材料になるのでしっかりと話し合うことをおすすめします。ちなみに、家庭教師の先生の出身校や大まかな性格、指導実績、得意分野などは面談以前のマッチングの段階である程度指定できるようになっています。

教師変更制度

家庭教師会社を選ぶ際には、先ほど解説した「良い家庭教師会社」と「イマイチな家庭教師会社」の特徴に加えて、「教師変更制度」の有無を重視するようにしましょう。教師変更オプションがあれば、実際に指導してもらってから先生の欠点が反面した場合でも先生を代えてもらうことができます。教師変更制度がある会社は意外と少なく、また制度があったとしても教師へ気を遣ったり条件が厳しかったりして使いにくい場合もあります。この教師変更制度については、事前にしっかりリサーチしておくことをおすすめします。

まとめ

お子さんの成績を上げるには、どんな家庭教師会社のどの先生に教えてもらうかは非常に大切なポイントになります。先生選びで失敗しないためにも、しっかりと情報収取してから選ぶことを心掛けましょう。家庭教師会社ごとのサービスの違いやインターネット上の口コミなども重要な情報源になるのでチェックを忘れないでくださいね。また、家庭教師の種類や良い家庭教師の特徴などはぜひこの記事を参考にしてください。

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